星系基地のMOD制作¶
旧バージョンの資料
原文はゲームバージョン3.1向けです。現在のファイル構造やキーとは異なる可能性があります。
星系基地はStellaris 2.0で導入され、惑星の宇宙港を置き換えたメカニクスです。本ページでは星系基地のMOD制作を扱います。
概要¶
星系基地は「艦船部分」と「星系基地部分」の2つから成ります。動的MOD制作におけるスコープも、両者では異なります。
艦船部分には艦隊スコープもあり、その星系基地と周囲に建造された全防衛プラットフォームから構成されます。
艦船部分¶
星系基地の艦船部分は星系画面に表示され、戦闘に参加できる部分です。艦種エントリ、艦船セクション、艦船コンポーネントで構成されます。ジャガーノートは建造種別がstarbase_shipyardの星系基地です。詳細は艦船のMOD制作を参照してください。
星系基地部分¶
星系基地部分はGUIに表示され、艦船、星系基地モジュール、星系基地建造物、防衛プラットフォームを建造できる部分です。
星系基地レベル¶
星系基地レベルは、星系基地を分類する抽象的な概念です。エントリはcommon/starbase_levels/xxx.txtで定義します。
データ構造¶
ship_size = <艦種キー>: この星系基地レベルが参照する艦種を決めます。このレベルでは、その艦種の艦船部分を持ちます。next_level = <星系基地レベルキー>: アップグレード先となる次のレベルを決めます。show_in_outliner = <yes/no>: 既定値はyes。このレベルをアウトライナーに表示するかを決めます。造船能力があれば「造船所」、なければ「星系基地」に分類されます。display_empire_shield = <yes/no>: 既定値はno。通常、銀河画面で星系に「帝国の盾」が表示されるのは植民地がある場合だけです。yesなら、このレベルの星系基地があれば植民地のない星系にも表示します。display_map_icon = <yes/no>: 既定値はyes。銀河画面の星系に星系基地アイコンを表示します。アイコンをクリックすれば星系画面を開かずに基地を選べます。level_weight = <整数>: 星系基地のレベルを決めます。請求権コストの計算や、星系基地レベルを調べる条件に使います。ai_weight: AIがこのレベルをどれだけ重視するかを決めます。バニラでは常にlevel_weightと同じ値です。potential_home_base = <yes/no>: 既定値はno。yesなら、このレベルを軍事艦隊の母港にできます。
星系基地レベルの例¶
前哨地、レベル1星系基地、ジャガーノートの例です。
starbase_level_outpost = {
ship_size = starbase_outpost
next_level = starbase_level_starport
show_in_outliner = no
display_map_icon = no
level_weight = 0
ai_weight = { weight = 1 }
}
starbase_level_starport = {
ship_size = starbase_starport
next_level = starbase_level_starhold
level_weight = 1
ai_weight = { weight = 2 }
potential_home_base = yes
}
starbase_level_juggernaut = {
ship_size = juggernaut
potential_home_base = yes
show_in_outliner = no
}
星系基地モジュール¶
星系基地モジュールは、基地の機能を拡張するために建造できます。common/starbase_modules/xxx.txtで定義します。
データ構造¶
icon = <GFXキー>: モジュールのアイコンを示すGFXインスタンスへの参照です。section = <艦船セクションキー>: 艦船セクションへの参照です。このモジュールがある間、星系画面で見える星系基地の艦船部分へセクションが取り付けられます。セクションにコンポーネントスロットがあれば、星系基地は兵器やユーティリティを自動装備しようとします。construction_days = <整数>: 建造完了までの日数です。potential: 建造メニューに表示するかを決める条件ブロックです(星系基地スコープ)。possible: この星系基地へ建造できるかを決める条件ブロックです(星系基地スコープ)。initial = <yes/no>: 既定値はno。yesなら各帝国がゲーム開始時に持つ最初の星系基地へ1つ設置されます。resources: 建造費、維持費、資源産出を示す経済単位です。station_modifier: 星系基地の艦船部分へ適用する補正ブロックです。船体値・装甲・シールド・造船能力・交易保護・交易保護範囲への補正はここに置きます。triggered_station_modifier: 条件付きのstation_modifierです。複数記述できます。内部のpotential条件で適用するかを決めます。country_modifier: 星系基地の所有国へ適用する補正ブロックです。宇宙軍許容量や帝国の資源貯蔵容量への補正はここに置きます。triggered_country_modifier: 条件付きのcountry_modifierです。複数記述でき、内部のpotentialで適用を決めます。ship_modifier: この星系基地で建造された艦船へ適用する補正ブロックです。艦船の初期経験値への補正はここに置きます。orbit_modifier: この星系基地に停泊する艦船へ適用する補正ブロックです。停泊艦船の維持費補正はここに置きます。system_modifier: 同じ星系内にあり、星系基地の所有国が所有する惑星へ適用する補正ブロックです。効果を受けるのは惑星だけです。艦船へ影響させるには、equipped_componentでオーラを装備させます。ai_build_at_chokepoint = <yes/no>:noならAIはチョークポイントでこのモジュールを避けます。ai_build_outside_chokepoint = <yes/no>:noならAIはチョークポイント外でこのモジュールを避けます。ai_weight: AIがこのモジュールを建造する可能性を決めます。custom_tooltip: 自動生成される補正説明に加えてツールチップへ表示するローカライズキーです。show_in_tech = <テクノロジーキー>: 指定テクノロジーの説明に「星系基地モジュールをアンロック: XXX」を表示します。show_tech_unlock_if:show_in_techの説明に表示するかを決める条件ブロックです。equipped_component = <ユーティリティコンポーネントキー>: コンポーネントへの参照です。指定すると、星系基地の艦船部分へ中核コンポーネントとして追加されます。バニラの星系基地建造物は、オーラを持つ建造物の実装にこれを使います。component_set = <コンポーネントセットキー>: 指定すると、sectionへ追加する全コンポーネントをこのセットからのみ選びます。同じコンポーネント種別・同じスロットサイズの候補が複数ある場合、最初のものだけを使います。バニラでは未使用です。
星系基地建造物¶
星系基地モジュールと似ていますが、同じ種類の星系基地建造物は1つしか持てません。また、艦船部分の外観には影響しません。common/starbase_buildings/xxx.txtで定義します。
データ構造は星系基地モジュールとほぼ同じですが、sectionは不要です。
星系基地タイプ¶
星系基地タイプは、持っているモジュールに基づいて星系基地を分類する抽象的な概念です。プレイヤーにとってはフレーバーテキストにすぎませんが、AIにとっては自動建造の指針になります。common/starbase_types/xxx.txtで定義します。
データ構造¶
potential: このタイプに分類できるかを決める条件ブロックです(星系基地スコープ)。weight_modifier: 複数タイプの条件を満たした場合、重みが最大のものが選ばれます。base = <整数>: 基本の重みです。modifier: 星系基地スコープで調べる条件と、加算値add = <整数>から成る重み補正です。複数記述できます。
ai_design: AIによる星系基地の設計・建造を導きます。min: AIが最低限欲しがる、このタイプの星系基地数です。baseは基本数、factorの実際の効果は不明です。Shipyardタイプは両方とも1です。ratio: このタイプにしたい星系基地の割合です。baseが基本割合で、複数のmodifierに条件とadd = <小数>を記述できます。buildings:星系基地建造物キー = { base = <小数> }のリストです。AIが建造物を選ぶ際の重みになります。modules:星系基地モジュールキー = { base = <小数> }のリストです。AIがモジュールを選ぶ際の重みになります。
星系基地タイプの例¶
Shipyardタイプの例です。
sshipyard = {
potential = {
has_starbase_size > starbase_outpost
count_starbase_modules = {
type = shipyard
count > 0
}
}
weight_modifier = {
base = 100
modifier = {
add = 100
count_starbase_modules = {
type = shipyard
count > 1
}
}
modifier = {
add = 100
count_starbase_modules = {
type = shipyard
count > 2
}
}
...
}
ai_design = {
min = {
base = 1
factor = 1
}
ratio = {
base = 0.25
modifier = {
add = 0.10
exists = owner
owner = { has_ethic = ethic_militarist }
}
modifier = {
add = 0.05
exists = owner
owner = { has_ethic = ethic_fanatic_militarist }
}
}
# token followed by priority
buildings = {
crew_quarters = { base = 1.00 }
fleet_academy = { base = 0.25 }
naval_logistics_office = { base = 0.05 }
titan_yards = { base = 0.01 }
colossus_yards = { base = 0.01 }
}
modules = {
shipyard = { base = 1.00 }
anchorage = { base = 0.50 }
hangar_bay = { base = 0.45 }
}
}
}
星系タイプ¶
星系タイプは星系の機能を説明するフレーバーテキストです。厳密には星系基地MOD制作の一部ではありませんが、星系基地モジュールの影響を強く受けます。common/system_types/xxx.txtで定義します。
potential: この星系タイプが候補になれるかを調べる条件ブロックです(星系スコープ)。weight_modifier: 重みが最大の候補が星系タイプになります。base = <整数>: 基本の重みです。modifier: 条件ブロックとadd = <整数>から成ります。複数記述できます(星系スコープ)。
出典: Stellaris Wiki — Starbase modding(原文更新日: 2021年11月18日、版ID 62684)
翻訳日: 2026年8月31日 / 対応バージョン: 3.1
本ページは原文Wiki(CC BY-SA 3.0)の内容を翻訳した非公式ファン翻訳です。